スプリングは、プッシュピンや段付きネジとの組み合わせで
ヒートシンクの固定に使われます。
お客様の仕様に応じた適切な荷重でヒートシンクを固定できるよう、アルファでは
代表的なスプリングを標準規格化しています。スプリング選定にあたって、次のような点に留意する必要があります。
チップのメーカーによっては、チップの仕様として、最大許容応力が示されている場合があります。ヒートシンク取付け時には、その荷重を超えないようにする必要があります。
フェイズチェンジシート や ギャップフィラー などの熱抵抗の値は、そのマテリアルに加わる圧力の大きさに依存します。加わる圧力が大きいほど、熱抵抗は低くなり、良い熱伝導性能が得られます。通常、サーマルインターフェースのメーカーのカタログ値は、どれだけの圧力を加えた条件下の測定データであるかを表示しています。チップに許容される荷重との関係で、十分な圧力を加えられない場合には、サーマルグリースなど、圧力への依存が少ないサーマルインターフェースを使用する場合もあります。
圧縮コイルスプリングのバネ定数は、そのたわみ量が全たわみ量の30%から70%の間であるときに一定であると言われており、この範囲での使用をお勧めします。 (バネ定数は30%以下では低く、70%以上では高くなる傾向を示します。また、バネが過度に圧縮される様な使用条件では、バネがへたり、荷重が低下する恐れがあります。 )
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