近年、AI産業等の発展などにより、高性能なCPUやGPUを搭載したコンピューターの普及が進み、 それに伴って、発熱密度の高いICの冷却が重要な課題となっています。
このような背景の中、高い熱伝導性と熱拡散性を兼ね備えた「ベーパーチャンバー」が注目されています。 ベーパーチャンバーは、銅製の薄肉ケースの内壁に銅の金網を接合し、熱源部には多孔質ウィックを 配置した構造を持ちます。内部は真空状態としたうえで純水を封入しており、作動流体は熱源側で蒸発し、 冷却側で凝縮するサイクルを繰り返します。このとき、毛細管現象によって流体がウィック内を 循環することで、熱を効率的に広範囲へ拡散・輸送することが可能となります。
<ベーパーチャンバーのメリット>現状、市場において少量時の入手性は必ずしも高くありませんが、アルファではこのたび、高性能・高品質ベーパーチャンバーを規格化し、自社生産にて1個から提供できるようになりました。
規格一覧 :規格名称 | サイズ (mm) | 厚み (mm) | 穴ピッチ (mm) | 穴径 (mm) |
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VC80 | 80 x 80 | 3 | 70 x 70 | 5.5 |
VC90 | 90 x 90 | 80 x 80 | ||
VC100 | 100 x 100 | 90 x 90 | ||
VC120 | 120 x 120 | 110 x 110 | ||
VC106x70 | 106 x 70 | 96 x 60 | 5.9 |
規格品仕様の詳細については こちら をご覧ください。
オンラインショッピングでの注文受付、商品の発送は 2025年6月16日より開始しました。
現在、金型費を大幅に抑えつつ、少量でもサイズや形状、穴位置等のカスタマイズが出来るようなサービスや、ご希望のヒートシンクへ取り付けてセットで納入するサービス等を計画中です。
今後も市場・お客様の声に耳を傾けながら製品・サービスの拡充を目指して参ります。質問やご要望がございましたら、アルファ営業部 までお問い合わせください。