熱伝導性の両面接着テープは、ヒートシンクを電子部品に取り付けるために使われます。小型・軽量の製品によく用いられます。 シンプルでトータルコストが安く、極めて実用性の高い取付方法です。数種類のテープを規格化しておりますので、 熱源の材質やサイズ、平面度、熱性能などに応じて、適切なテープをご選択ください。 カットしたテープをヒートシンクに貼り付けて出荷するサービスも提供しています。
T412 | T411 | BP105 | |
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メーカー | Parker | Parker | Henkel |
データシート | #T412 | #T411 | #Bond-Ply TBP 850 |
色 | グレー | クリア/シルバー | ホワイト |
ベース | アクリル | シリコン | アクリル |
使用温度 (degC) | -30 to +125 | -50 to +150 | -30 to +120 |
電気絶縁性 | — | — | 3000 Vac |
厚み (mm [inch]) | 0.23 [.009] | 0.25 [.010] | 0.127 [.005] |
貼付対象の材質 | セラミック 金属 | セラミック 金属 プラスチック | セラミック 金属 プラスチック |
熱抵抗値 (degC-in2/W) | 0.30 (@300PSI) | 1.0 (@300PSI) | 0.52 |
熱伝導率 (W/mK) | 1.40 | 0.5 | 0.8 |
UL / 難燃性 | — | 94V-0 | 94V-0 |
T412 | T411 | BP105 |
熱伝導性両面接着テープの接着強度は、熱源のサイズや平面度、接着面の状態など、様々な要因によって変わります。 適切な接着強度を出す為には、各テープメーカーの作業手順書に従う必要があります。 作業手順書は データシート を参照下さい。
熱伝導性両面接着テープは、シンプルで使い勝手の良いマテリアルですが、熱性能では、フェイズチェンジ材やグリス に劣ります。 特にサイズの小さなハイパワーの熱源に対しては、熱伝導性両面接着テープは適切なオプションでないケースもありえます。各テープの詳細な性能については、 データシート を参照ください。
市場には多くのテープメーカーがあり、テープにも様々な種類があります。各社の発行するデータシートがありますが、その結果は 試験方法や環境に大きく依存します。また、試験環境は各社異なり、試験環境は実使用環境と大きく異なることもある為、正しく性能を比較するのが困難な状況です。このことから、 お客様が製品を選択される際の参考となるよう、弊社ラボにて、同一条件で各テープの熱性能測定を行いました。なお、弊社でこの結果を保証するものではありません。
規格 | 標準サイズ (mm) | シート (mm) |
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T412 | 正方形(一辺の長さ) 長方形 | 190 x 300 |
T411 | 150 x 300 | |
BP105 | 150 x 300 |
上記の表はアルファで取り扱っている標準のテープサイズです。テープのサイズは、チップの大きさなどを考慮し、 標準サイズから選択されることをお勧めします。シートでも販売しておりますので、お客様ご自身でご希望のサイズに切断していただくことが可能です。 上記以外のサイズや、四角形状と異なる形状のテープも対応致します。お気軽に 国内営業部 までご相談下さい。
ヒートシンクと熱伝導性両面接着テープのセット品には、下記のようなネーミングルールがあります。
Example: LPD40-15B-T412-38
Steps
オンラインショッピング(クイック注文) からセット品名を直接入力すると、価格・納期の確認、および製品の購入が可能です。
ご不明な点は 国内営業部 までお気軽にご連絡下さい。
サーマルシート・グリス
振動・衝撃試験の結果(熱伝導性両面接着テープをつけたヒートシンクを試験しています)
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