技術情報

カスタム製品について

カスタム製品の手引き

弊社規格品の中にご希望のヒートシンクが見つからなかった場合、カスタムのヒートシンク製作も行っております。

左のメニューをクリックすると、代表的なカスタム追加工の紹介が表示されます。 カスタム製品の製作には大きく分けて二つの方法があります。

  • 金型費用は発生しません。
  • マシニングやワイヤーカット、放電加工機による追加工が
    可能です。
  • 少~中量生産に最適です。
  • ほとんどの場合、ご希望のフィン形状、フィン配列、
    ベース寸法のヒートシンクが製作可能です。
  • 中~大量生産向きです。

不明な点がございましたら、お気軽に 国内営業部 までお問い合わせ下さい。

フィン長・ベース厚の変更

左:規格品 W100-45W (ベース厚 7, フィン長 38mm)
右:変更品 (ベース厚 11, フィン長 34mm)

ベースサイズの変更

左:規格品 LPD60-10B (60x60x10mm)
右:サイズ変更品 (60x40x10mm)

※フィンに干渉する場合、干渉フィンを除去 or ワイヤー加工 する必要があります。

フィンの除去

左:規格品 UB60-10B
中:フィン除去品
右:フィン除去品に貫通穴を追加工した製品

フィンの段カット

フィンの長さを部分的に変更する段カットも可能です。

ヒートシンク同士の接合

摩擦攪拌接合により、複数のヒートシンクの連結可能です。 大きいサイズのヒートシンクの作成、異なるフィンパターンを接合することで 1つのヒートシンクの中でフィンパターンを変化させることが可能です。
接合時の加工跡として、円錐状の加工跡が残ります。 接合部は素材面のままでも品質に影響はありませんが、接合面を切削加工することで仕上がりを調整することが可能です。

穴/ネジ穴加工

左:規格品 LPD40-30B
右:貫通穴 x2個 追加工品

※フィン干渉に注意。写真の例では干渉するフィンを除去しています。

銅付きヒートシンク

熱源との接触面に熱伝導性の高い銅を埋め込み、性能を向上させることができます。
左:アルミ製品
右:アルミ + 銅埋め込み製品

※銅を埋め込んだ面にはアルマイト処理出来ません。

テープ付き

熱伝導性テープを貼付けて出荷できます。
様々なテープを取り揃えており、任意のサイズにカット可能です。
テープによっては、左の製品のように長めのタブを取付けることもできます。

取り付け方法について / 熱伝導性両面接着テープ
サーマルシート・グリスなど

プッシュピン付き

ボードに穴を開け、ヒートシンクとボードをプッシュピンで固定します。
お客様の仕様に応じ適切な荷重で取付けできるよう、様々なプッシュピンとスプリングを取り揃えております。

左:固定用タブ付ヒートシンク。LPDR35 - 15B
右:規格品 LPD35 - 15B をカスタマイズし、プッシュピンを取付けたもの。

取り付け方法について / プッシュピン

Zクリップ+アンカー

ボード上にアンカーを設置し、Z 形状クリップでヒートシンクを固定します。
Z 形状クリップ、アンカーは単品販売しております。カスタム形状のクリップも承ります。

取り付け方法について-Z 形状クリップ
アンカーの種類

グリス塗布

ヒートシンクにグリスを塗布し、保護カバーをつけ出荷できます。

サーマルシート・グリスなど

表面処理変更

表面処理を変更できます。
(左から) 黒色アルマイト・白色アルマイト・三価クロメート・表面処理無し
(処理時の状況により、仕上がり、色味が異なる場合がございます。)

組立て

ファンモーターや、取付け用の金具を組み立てた状態で出荷できます。





金型作製 多彩な形状

任意のフィン形状、フィン配列、ベース寸法の製作が可能です。
突き出しや凹み形状も成型出来ます。

多彩なアクセサリ類

ヒートシンク以外でも、取付金具などのアクセサリー類もカスタム製作が可能です。

次のような追加工が可能です。

  • フィン長・ベース厚の変更
  • フィンの除去(フィン配列によっては除去が困難なものもあります)
  • ネジ穴加工(フィン干渉に注意する必要があります)

規格製品の図面(.dxfフォーマット)は 「オンラインカタログ」のそれぞれの項目よりダウンロードが可能です。

ほとんどの場合、任意のフィン形状、フィン配列、ベース寸法の製作が可能であり、突き出しや凹み形状などの成型も可能です。
なお、既存の規格製品からの追加工で対応が可能な場合においても、専用金型を製作することにより低コストでの製作が可能となりますが、金型費は必要となります。製作しました金型の維持や管理において、追加の請求はございません。また、製作した金型を変更することなく、異なるベース厚・フィン長のヒートシンクが製作可能です。
不明な点がございましたら、お気軽に 国内営業部 までお問い合わせ下さい。

「ヒートシンク設計の手引き」
「取り付け方法について」

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